幼稚園ブログ

お知らせ 本園にて、令和6年度村幼小中連携研修会兼村「つなぐ教育」第2回授業研究会を開催しました。

先週の11月22日(金)、本園にて今年度の村幼小中連携研修会兼「つなぐ教育」第2回授業研究会を開催しました。

この会のねらいは「幼稚園における学びの姿から、小学校・中学校で目指す学びの姿を具体化することを通して、天栄村の子どもたちに育成すべき資質・能力をとらえ、「つなぐ教育」の充実を図る。

そして今回の方針は、①幼稚園における英語教室から、幼小中連携の在り方について学び合う場とする。②天栄版「アプローチカリキュラム・スタートカリキュラム全体構想」についての協議により、各園、各校でつなぎ育てたい具体的な子どもの姿を共有する場とする。

【午前】

保育参観A(共通参観):年長組の英語教室(2つのクラスを同時公開)

村ALT2名とクラス担任が担当。Topic⑧<天気>のLesson1。

はじめに、①Greethings、②Hello Song、③Alphabet Jingle。

そしてメインのTopic Introductin”weather"。6種類の天気(sunny、rainy、cloudy、snowy、windy、stormy)の英語表現を習いました。その際、T:How's the weather? C:It's    .

その後、PPTを使って、天気の写真を見て英語表現したり、天気のクリップを見て天気を推測して英語表現したりしました。後半は子どもたちとALTとの多くの交流場面を取り入れ、天気に関する会話T:Do you like              ?  C:Yes,I do.No,I don't.

最後はGoodbye Song。普段の英語教室の様子を参観いただきました。

 保育参観B(自由参観):年少・年中・年長各クラスの好きな遊びやクラス活動、給食準備等)

クラスの枠を超えた好きな遊びの様子を参観いていただきました。

【午後】

研究協議会(感想、意見交換):幼・小・中の先生が入る4人の小グループで協議しました。

グループ協議①:英語教室について

※ALTと担任の先生のバランスがよく、スムーズに活動が進んでいた。「勉強する」ではなく、「慣れる」、「まねる」、「気づく」などの姿が多く、自然に身についていく姿が印象的などの感想が寄せられました。

グループ協議②:天栄版「アプローチカリキュラム・スタートカリキュラム全体構想」について

※協議するにあたって、昨年度村教委より提案いただいた全体構想を幼稚園で再検討し、つなぎたい姿を「10の姿」に分類したものを、小学校の入門期にどのようにつなぎ育てていくか、具体的な子どもの姿の共有を狙いとしたグループ協議でした。「幼小中の先生方が情報を共有できる機会は大変貴重だ」、「子どもの経験・学びを0にしない」ことがよくわかった」などの感想が寄せられました。

講話:「幼児教育から考える子どもが学ぶということ」

講師:福島大学人間発達文化学類附属学校臨床支援センタ- 教授 宗形 潤子 様

今回の研修の最後に、福島大学教授の宗形潤子先生より、午前中の保育公開と午後の研究協議会に対するコメントをいただくとともに、演題に沿って講話をいただきました。「宗形先生の講話がとてもわかりやすかった。「つなぐ教育のスタート時にうかがうべき内容だったと思う。もう少し早く聞けばよかった。これを生かして、学びの姿をとらえたいと思う。」などの感想が寄せらせました。

 今回の研修会で「幼稚園、幼児教育の大切さを改めて実感した。だからこそ、幼稚園でやっていることの共有は小中での教育に有効に働くと考える。」、「子どもの経験・学びを0にしない」等の感想に象徴されるように、「連携から接続へ」の転換をできるところから図っていきたいと思います。