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お墓参り

 子どもたちは、毎週決まった曜日に、当番で校庭の片隅にあるお墓の掃除とお参りを欠かしません。実は、ここには「チコ」ちゃんという犬のお墓があるのです。チコちゃんは野良犬だったのですが、毎日子どもたちの登校を見守り、ついてきてくれていました。当時の校長先生が「この犬を学校で飼育しましょう」と提案し、晴れて「学校犬」としたそうです。全校生にかわいがられたチコちゃんは平成26年7月になくなってしまいました。その死を悼んだ子どもたち、校長先生はじめ先生方、保護者の方々は協力して校庭の東側に立派なお墓を建てて弔ったそうです。以来、子どもたちはそのお墓を守っているのです。

 現在の6年生はまだ入学しておらず、チコちゃんのことは知らない子が多いですが、お墓を守ることはいまだに続いています。ここにもすばらしい伝統が引き続いています。