日誌

ハート 朝食について見直そう週間運動ご協力ありがとうございました

6月6日より一週間、朝食カレンダーの記入ご協力ありがとうございました。

一週間の朝食を見直そう週間について、アンケート結果がまとまりましたので紹介します。

① 朝食の摂取率      100%でした。

② 朝食に野菜を食べた児童 100%ではありませんでした。

③ 朝食に汁物を食べた児童 100%ではありませんでした。

以上の結果より、朝食に野菜や汁物をいただく習慣を確認する必要があると、判断されます。

朝食の役割と朝食に野菜を食べるメリットについて紹介いたします。

3つのスイッチが「ON」になると言われています

① 脳の目覚ましスイッチ・・・脳のエネルギーになる血糖値が主食(ご飯・パンなど)の炭水化物により上がります。そのことで、脳が目覚め、学習や仕事に集中することができます。

「ガソリン切れの自動車が走らないこと」にたとえられます。

② 体の目覚ましスイッチ・・・食事で体温が上昇。噛むことで脳が目覚める。食事が消化管を通り胃腸が目覚める。

便秘気味である場合、「排便のリズム」づくりにも大事です。

③ 体の調子を整えるスイッチ・・・野菜や果物を食べることでビタミン・ミネラル・食物繊維を摂取することができ、胃や腸の働きを助けると共に体内での代謝がスムーズになります。

「オイル切れの自動車が故障しやすいこと」にたとえられます。

また、朝食に「汁物」をいただくことについて

① 睡眠中に失われる「水分」について補給されます。

寝ている間に失われる水分は200ml~300mlといわれています。体内の水分が不足すると血液がドロドロになって流れにくくなります。また、体がむくんだり冷え性が悪化したりと良いことがありません。

② 取りにくい「野菜」を補う「みそ汁」が最適

忙しい朝では、煮物・ゆで野菜と時間のかかる料理は難しいです。様々な文献や資料、インターネットサイトでも、みそ汁の具に野菜を入れていただくことをおすすめしています。小学校でも調理実習でみそ汁を作りますが、もう一度、朝食・みそ汁のよさや役割を考えてみたいと思います。

本校の調査結果ではありませんが、

朝食を食べないという習慣が、多くの大人に見られ、その食文化が子どもにも影響しているそうです。

厚生労働省の2020年3月の調査結果では、成人の男性の13.9%、女性の8.6%で朝食の欠食という結果が出ました。この結果には、単なる欠食だけではなく「タブレットや栄養剤のみ」「果物やお菓子で済ませる」「乳製品のみ」も含まれているとのこと。

朝食を子ども一人で食べる。菓子パンだけで済ます。など睡眠時間や生活スタイル、生活時間の変化により、朝食の中身だけではなく、朝食の在り方自体にも変化が見られます。子どもの現在の成長だけではなく、長い生涯に渡って影響が出ることが心配されます。