日誌

ハート ふくしまを十七字で奏でよう・・・

福島県は2011年(平成23年)3月11日に東日本大震災を経験しました。

未曾有の大地震に加え、原子力発電所の事故による、たくさん苦労・辛い経験を地域・家族で乗り越えてきました。

福島県教育委員会では、そうした震災を通して生まれた「強い絆」をテーマに、人と人との関わりの中で感じた思いや願いを十七字で表現することを通じて、地域や家族の教育力の向上を図ることをねらいとして「ふくしまを十七字で奏でよう絆ふれあい支援事業」を行っています。

本校でも、夏休みの課題として、家族の絆を十七字の俳句形式の短い文で「家族の心のふれあい」として表現することに、家族で取り組んでいただきました。

 たくさんの力作が揃いましたので紹介させていただきます。

 

児童  「指相撲 母さんの指 弱かった」

保護者 「気がつけば 太くて強い 大きな手」

 

子が成長し、いつの間にか身長も近づき、体も大きくなると、指相撲もいつの間にか子どもに軍配が上がる瞬間があります。悲しいようなうれしいような頼もしさを感じる十七字です。

 

 

 

児童  「おとうとは 川よりむ中 かえるおい」

保護者 「子どもより 石投げ夢中に 川遊び」

弟を見つめる優しい子どもの姿、子どもと共に童心にかえる親の姿が想像されます。

児童  福島県 自然がいっぱい すごいよね

保護者 ふくしまを 春夏秋冬 まるかじり

子どもが見つめる豊かな自然と、保護者目線の「果物王国 農業王国 福島」の素晴らしい恵みと、どちらも「福島」のよさを満喫している様子が伺えます。

 

児童  おいしいよ ばあちゃん作る 野菜達

祖母  夏野菜 孫の笑顔よ 良く育て

 

ばあちゃんに対する野菜作りの尊敬と、孫の成長に対する祖母の願いと、野菜を通してお互いの心が通う様子が伝わる17字です。

今年度もたくさんの「力作」ありがとうございました。

そして「湯本」の「家族の絆」の強さを再確認いたしました。