日誌

重要 湯本式「冬の避難訓練」

避難訓練で「おかしも」に気をつけることは、もはや「避難訓練の常識」という位に教育現場に浸透しました。

今日の湯本小の避難訓練は、「冬の避難訓練」です。

雪の中で避難する時に気をつけることは何ですか?教員の質問に子どもたちは真剣に応えます。

① 避難経路が凍っているかも知れません。

② 頭上より雪・つららが落ちてくるかも知れません。

③ 急な避難では、寒さ対策がしにくいです。

① 避難は走りません。

② 犬走りの壁際を避難し、軒先に出るときは、頭上に注意します。(雪の落ちてくる音にも注意)

③ 日頃、防寒着が手の届くところに置きます。

さあ、ここからが「湯本式」。担当の先生のアイディアです。

担当は朝の雪かきから、新聞紙を片腕、片足に巻き、その上からラップをしていました。

子どもたちも驚きの表情!!

今日は防寒対策を体験しながら避難します。

新聞紙1枚と2重のラップ。子どもたちも協力しながら足か腕のどちらか一方にまき始めました。

避難タイム1分18秒。

校庭が雪に覆われた湯本では、避難先での低体温症が心配されます。

身近にある物でもこんなに寒さが和らぐのかと感心。感動。

若い教員のアイディアにより、今日の訓練は「体感型」の実りのある訓練となりました。

心に残り、印象に残る。そして、万が一で役に立つ。これはとても大事なことです。

あと2ヶ月弱で東日本大震災より12年。校長先生より、当時のお話がありました。

雪の舞う校庭で、余震におびえたあの日。今の5年生が生まれる前の出来事。そう言われればそうかも知れません。

しかし、忘れてはいけないことですし、「思い出や経験をこれからに役立てることができるゆもとっこ」にしたいものです。