日誌

〝巣〟テイ ホーム ~ 命の守り方を自然から学ぶ ~

 今朝、本校の業務員さんから、

 「ポータルサイトのいい記事になるものを、見つけましたよピース

と、笑顔でお声がけいただきました。早速カメラを持って、校庭のある場所について行ってみると・・・

“YUMO Soul Brothers”3名のみなさん、そして湯本小学校卒業生のみなさん、この写真の場所、どこだかわかります?そう!湯本小学校校舎の前の銅像の下です!!銅像の下の石垣の間に、なんとキセキレイの巣が、そして、その中には卵数個が、天敵等の危険からかくまわれるようにひっそりと隠れていました。この写真からもわかるように、枯れ草のすだれ?自然のカーテン?で外敵から見つからないように、上手に巣作りされていて、感心の余り思わず唸ってしまいました。

 撮影のために、“自然のカーテン”をのけて、カメラ越しに数個の卵を見ていると、新型コロナウイルスに対する現在の日本の状況、特に「stay home」でおうちで「三密」を避けて過ごす私たちの生活とリンクして見えてきました。

 天敵や風雨等の危険から命や身を守るために、親鳥が知恵を絞り、最大限の工夫をしながら、今は卵の状態の子どもたちの傍でじっと身を固めて、子どもたちが卵から無事かえることができるようにただただ卵を温めることに全力を注ぎます。そして、やがて、卵からかえった雛たちは、少しの間親鳥の庇護のもとで大きくなり、大空に飛び立っていきます。

 今という状況を耐え忍ぶ私たちを、少しだけちょっと先で、これまでの日常という未来が待ってくれていると信じています。変わらないものなどこの世界には存在しないように、常に世界は変化していきます。明日や未来を少しでも早く変えるために、今私たちにできることを「ワンチーム」となって取り組んでいけたらいいな、そんな気持ちにさせてもらいました。