日誌

会議・研修 湯連P主催、湯本支所共催 「教育講演会」

今日の18時30分より、湯連P主催、湯本支所共催「教育講演会」が行われました。

湯本小学校に43名もの聴講者が集まり、「知っておいてほしいインターネットの危険性と対策」と題しまして、県外より弁護士の中澤先生、船越先生にお越し頂いて講演会をしました。

講演内容

①  SNS等における情報発信では、個人情報の流出や画像による位置情報の流出に注意。
② ネット上で知り合った方、情報には注意。基本的に信用しないこと。
③ ブログやホームページ等を通じて、他の作者の著作物や画像の2次使用による著作権侵害には気をつける。特に大手出版社のアニメ、漫画等は多額の損害賠償請求になる。
④ SNSやブログ・チャット等での発言には気をつける。相手へ誤解を与える発言になることがあり、ネットいじめや人権侵害につながる可能性がある。?の付け忘れだけで相手に与える言葉の印象が違う。普段いわないことややならいことをSNSやチャット等でやりとりしない方がよい。発信する時は一呼吸おいて。
⑤ パパ活・無償企画・家出投稿など、未成年者が被害者になるケースがみられるが、加害者側に回ることも少数ではあるがみられる。ネットトラブルによる損害賠償請求・詐欺被害には保護者が細心の注意を払うこと。また、フィルタリングは必ず設定した方がよい。
⑥ なりすましアカウントによるSNSでの発言。名誉毀損で訴えるために、発信者の特定をすることは容易である。そういった事実を知らせて未然に加害者にならないように教えることも大事である。また、画像提供をさせたりリベンジポルノのような動画の投稿でも、同じように発信者の特定や画像の取り消しをSNS運営側に求めることは可能である。弁護士以外にも公的な窓口が各都道府県に用意されているので、参考にされたい。
⑦ バカッターやバイトテロと呼ばれる一連のおふざけ投稿だが、個人的に削除したとしても、ネット上に動画自体や、名前やバイト先、大学名など半永久的に情報が消えずに残ってしまうことがある。「社会的に死んでしまう」という状況を使用者にもう一度考えさせ、動画の投稿をすると二度と消すことができない大きな代償を背負うことを理解させたい。
⑧ 違法にアップロードされた動画をダウンロードすることは、アップロードした側だけではなく、ダウンロードした者にも処罰がある。漫画やアニメなど違法にアップロードされた物を簡単に無料で手に入れることができるネット上だが、事実を伝え処罰されないようにしたい。

まとめ

○ ネットの情報、ネットSNSで知り合った方は基本的に信用しない。

○ SNSや書き込み、チャットは一旦送る前に立ち止まって。

○ 面と向かって話せないことややられていやなことは、ネット上でもしない、書き込まない。

○ 子どものフィルタリングは必ず、親の責任で。

○ 家庭でのネット利用にはルール作りを。

大変に貴重な時間となりました。中澤先生、船越先生ありがとうございました。