日誌

虫眼鏡 森林環境学習「絶滅危惧種の標本を作ろう」

本日の森林環境学習には、福島県の森林環境税を活用した森林環境学習の補助金をいただいております。

今日は天栄村大字田良尾地区内に咲いている「アイズヒメアザミ」という大変に珍しい植物の調査のお手伝いと標本作りを体験させていただきました。アイズとはもちろん「会津地方の」という意味ですが、学名上「つ」の濁点ではなく「す」の濁点で標記するそうです。

講師は、本校ではおなじみ「湯本森里研究所 星 昇さん」です。

道の途中には「カワミドリ」という植物が・・・こちらは後で標本にしました。

ツリフネソウと呼ばれる、カタバミやホウセンカのように、実から種がはじける植物を発見。こちらには、子どもたちも夢中でした。

子どもたちに与えられたミッションは、この地区に生えているアザミ①サワアザミ②南部アザミと③アイズヒメアザミを見分けて、アイズヒメアザミが何本生えているかを数えることです。

さて、何本生えているでしょうか?

アイズヒメアザミの特徴

① 他のアザミと比べると「花」「つぼみ」が「やや小振り=ヒメ」です。

② 茎にふさふさと毛が生えています。

③ 葉の付け根のあたりは、「耳」のように葉が広がっています。

一生懸命に数えると今回は71本ものアイズヒメアザミを確認しました。

標本の作り方を教わりました。

① 新聞紙を広げた大きさの4分の1の大きさに

② 植物の花などの先端が入るように配置

③ はみ出した茎の部分を4分の1の新聞に「収まる」ように折り込み

④ 新聞を重ねて「おもし」をし、水分を「抜いて」完成です。

標本の「大きさ」はちょうど新聞紙の4分の1の大きさなのだそうです

新聞にはメモとして、採取した年月日、採取した場所、採取した植物の名前、採取した人の名前を書きます。

今日標本にした植物は

①アイズヒメアザミ

②カワミドリ

③ナベナ

④アズマレイジンソウ

でした。

本日は貴重な体験をさせていただきました。星 昇様 いつも、本校の森林環境学習のためにありがとうございます。