湯本地区での授業が終わり、先生方は湯本小学校に戻って事後研究会を行いました。

授業者から、授業構想と子どもたちの学びの過程を伝えた後、座談会となりました。

講師には、福島大学 人間発達文化学類附属学校臨床支援センター 教授 宗形潤子先生
東北地方ESD活動支援センター 地域ESDコーディネーター 齋藤修一先生
福島県教育庁県中教育事務所 学校教育課 主任指導主事 濱津太先生
福島県教育庁県中教育事務所 学校教育課 指導主事 矢作英明先生
をお迎えし、それぞれの立場から本時の授業とこれからの学びについてお考えをお話しいただきました。


本校職員2人が、話し合いの内容をグラフィックにまとめました。可視化された事後研究会となりました。
6月14日(金)の湯本小学校の公開授業に、天栄村の幼稚園・小学校・中学校の先生や教育関係者の合わせて70名の皆様にお越しいただきました。
70名の方に2人の児童の学びを見ていただくために、オンライン・ライブ授業の形態としました。子どもたちは、湯本地区で授業を行いながらも、一部の同行する先生方以外の方は、湯本小学校の体育館でライブ配信映像を視聴していただくというものです。

この配信は、本校のPTA会長・副会長や天栄村教育委員会にご協力をいただき実現することができました。
授業のコンセプトは、『自分たちの住んでいる湯本地区の良さを、外国の方に知ってもらいたい。そのために、自分たちの調べたことや発表の仕方を評価し、よい良い発表となるようアドバイスをしてもらおう』というものです。
当然、英語を使っての案内となりました。

授業の前に、アイスブレーク。「あっち向いて ホイ」を英語で説明し遊び始めると、一気に場が和みます。

授業が始まると、自分の思いを伝えようと真剣な表情に一変します。「なぜ」「何のために」ブリティッシュヒルズの先生方に案内するのか、目的をしっかり伝えます。

今日案内する場所や注意点を説明します。生活科の学習「まちたんけん」で自分で撮影した写真を使って地図をつくりました。

湯本地区は文化財や史跡が多くありますが、子どもたちが伝えるのは自分たちのフィルターを通して伝えたいという思いのものや、地域の人々の思い。

ブリティッシュヒルズの先生方は、疑問に思ったことを質問されますが、2人の児童は聞き取って、英語で説明します。


クイズ形式で質問したり、カードを準備して説明したりと、どうやったら自分の思いが上手く伝えられるかを工夫しました。

案内後、ブリティッシュヒルズの先生方からの評価とアドバイスを可視化しました。充実した45分間でした。この後、湯本小学校に戻って事後研究会です。
明日6月14日(金)、天栄村「つなぐ教育」 湯本小学校公開授業を行います。児童2人に対して、70名近い村内の先生方や関係者に囲まれては授業になりません。そこで、オンライン配信して子どもたちの学びを参観していただきます。参観される先生方は、湯本小学校の体育館でライブ配信を視聴していただきます。

同じ村内の先生とは言え、湯本小学校に初めて来られる方も多いと聞きました。そんな先生方をお迎えする「ウェルカム フラワー」を地域の方が生けてくださいました。皆さんのご来校を楽しみにしています。
6月9日(日)は、天栄村「二岐山の山開き」が行われました。湯本小学校の校歌に歌われている「二岐山登山」を昨年度から再開しました。昨年度は、高学年の参加でしたが、今年は低学年から参加です。ただ、二岐山はなかなか険しい山なので、サポートスタッフや緊急車両も配置しました。

二岐温泉から登山口まで、約4㎞。歩いて50分ほどかかります。さあ、いよいよ登山開始です。

途中、倒木からキノコの「ひらたけ」が生えていました。3週間前に採り残しておいたものが、大きく成長していました。それから、大きなブナ林や石楠花の林を抜け、約2時間20分かけて・・・

頂上へ! 二岐山「男岳 1544m」での記念写真です。頂上から、自分たちの湯本小学校が見えました。大満足です。
サポートしてくださった皆さんありがとうございました。そして、登頂おめでとうございます!
8/28(水)~8/30(金)に、福島県県中地方振興局主催のファミリーワーケーションが、天栄村で行われます。これに参加する子どもたちは、湯本小学校の児童と鶴沼川での川遊び、ブリティッシュヒルズでの英語学習、太平洋ゴルフクラブでのスナッグゴルフプレイ、湯本小学校の授業等、2泊3日を満喫することになっています。
今日はそのファミリーワーケーションを紹介するイベントが行われました。このイベントに2人の児童が参加しました。今まで紹介イベントに小学生が出たことはなかったとのことでした。

12時、イベントのスタートです。子どもたちは、ドキドキしながら出番を待ちます。
そして、12時30分に出演

司会の方の呼びかけににこやかに応えたり、質問にもはきはきと答えたりしていきます。本番に強い!

自分で作成した湯本地区や湯本小学校を紹介するスライドを画面共有して紹介します。勿論、紹介する文章も自分で考えました。これが、現代の学校で子どもたちに育んでいく学びの一つの姿です。感心して見守るだけでした。

大役を終え、ホッとした二人。こんな貴重な経験ができるのは、天栄村や本校ならでは。
8月末、たくさんのお友達と一緒に過ごせることを楽しみにしています。
今日は、湯本支所の方と一緒に、道路沿いの花壇にひまわりの種まきをしました。

あいにく、昨日の雨で、花壇は田んぼのような状態になっていました。
足を取られながら、長ぐつがどろどろになっても、がんばってまきました。


みんなで力を合わせて、広い花壇にたくさんの種をまくことができました。
花壇いっぱいのひまわりが花を咲かせるのが待ち遠しいです!

湯本小学校には幼児プールと通常のプールの2つがあります。今年から、天栄村の3つの小学校(広戸小・大里小・牧本小)の1・2年生が、湯本小学校のプールを使って学習することになりました。
ただ、児童数・保護者の方も少ないため2つのプールを清掃するには、一人一人に大変な労力がかかります。13年前の震災で排水管が壊れたため水が抜けないという問題もあります。その課題を伝えたら、3つの小学校から校長先生や教頭先生、先生方がお手伝いに来てくださいました。幼稚園の先生や保護者の方も来てくださいました。


さらには、湯本支所の皆さんや湯本消防団の方も、ポンプ車に乗ってお手伝いに来てくださいました。こんなに嬉しく頼もしいことはありません。

壁や底にこびりついていた汚れが磨かれ、みるみるうちにプールがきれいになりました。

平日にもかかわらず、多くの皆様のお力をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 今年は湯本小学校のプールに、たくさんの子どもたちの歓声が響きます。
5月31日(金)夕方から、小学校・幼稚園のPTA会長・副会長、各地区の駐在員、民生委員、公民館長・駐在所長の総勢14名の皆様にお集まりいただき、湯本地区子どもの安全を守る会」連絡協議会が行われました。

委員の皆様から提供された湯本地区内の危険箇所や獣害について皆さんで共有するとともに、対策について話されました。

110番の家の新たな追加や獣害に対する必要な物、更には、電柵について知ることの必要性等をご提案いただきました。
委員の皆様から頂いたご意見を行政とも共有し、子どもの安全確保=地域みんなの安全確保 に向けて取り組んでいきます。
5月30日(木)、湯本地区の棚田で、ブリティッシュヒルズの先生方と一緒に田植えを行いました。最初は、草を田の土の中に踏み込む作業からです。 
膝まで水の中に浸かりながらの作業となりました。続いては、いよいよ稲を植えます。

大勢の人に驚いたのでしょう。シマヘビも出てきました。6年生は、へっちゃらで触っています。


皆さんに手伝ってもらって、一人1枚の「My 田んぼ」に稲を植えていきます。

実りの秋の頃、今度は、皆さんと稲刈りです。
この棚田は、生物環境が豊かで、夏は蛍が乱舞する様子が楽しめます。
湯本小学校には、月に1度、天栄中学校から司書の先生が来て、図書室を整理してくださいます。今月は、図書室に雨がたくさん揃いました。カエルたちも大喜びです。

ちなみに、漢字が書かれてある雨を裏返すと、読み方とその意味が書かれています。 
中に入ってみましょう。棚から雨が滴っています。ここが、雨のコーナーのようです。なるほど、雨に関する本がたくさんあります。これなら、子どもたちも手に取ってみたくなります。

あれ、ふたまたぎつね。そうか、二岐山登山をする子どもたちに、興味を持ってもらおうと設置したようです。

違う棚には、この季節の生き物や昆虫、歯に関する読み物まで。
来月まで、たくさんの本を読んで、司書の先生に感想を伝えられたらいいですね。
今日の朝の会では、担任から水の事故から命を守ることについてのお話がありました。
まず、国土交通省の動画を見ながら、川遊びのリスクや万が一の時に命を守る方法についての学習です。

川遊びをするときは、ライフジャケットや川遊び用のヘルメットを身に付けたり、サンダルではなく運動靴を履いたりすることで、身を守れることを学びました。
幼稚園のみんなも真剣に話を聞きました。

これから暑くなると川遊びをすることもあるかと思います。川遊びの危険性とその対処法を知ることで、安全に楽しく川遊びをすることができるようになります。

これからも「自分の命は自分で守る」ことができるよう、学習を続けていきます。
天栄村の特産の一つにヤーコンがあります。今日は、ヤーコンの苗をいただいたので、急遽、畑作業を行いました。

これがヤーコンの苗。ジャガイモのように種芋から芽が出ます。

手際のよい6年生の植え方を見て真似ながら、苗を植え付けます。

6年生がバケツで運んできた水をジョウロに入れ、たっぷり水をかけてあげれば苗の植え付けは終了です。
秋の収穫時に大きなヤーコンとなって対面できることでしょう。
湯本小学校の前には、湯本地区唯一の信号機があります。今日は、この信号機と横断歩道を用いた交通教室を行いました。 
押しボタン式の信号機なので、その場所と押し方の確認をします。

ボタンを押してから信号が変わるまで意外と時間がかかりました。直ぐに変わらないことを知るのも学習の一つです。信号のどこを見ればいいのかも確認です。

「なぜ手を挙げて渡るの?」と聞いてみると、年長児はしっかりと自分の考えを伝えることができました。さすがみんなのリーダーです。その話を聞いて

みんなの手が、ビシッと伸びました。学びの多い交通教室です
エゾハルゼミの声が響く晴れた空の下、幼稚園で始まったのが砂あそび。砂遊びに水はつきものです。園児は、ザルから水を流すことで雨に見立てたり、池から海が広がったりと自由な発想で遊びを楽しみます。

最初は、ペットボトルで水を汲んで、ボールに水をためながら遊んでいました。

水が砂場にあることの楽しさを味わうと、その水の量が増えていきます。三人で水を運んでくるようになりました。

じれったくなったのでしょう。バケツで水を運び出しました。スモッグも煩わしいので脱ぎ捨てました。こうして、遊びに夢中になり、子どもたちの世界が広がっていくのです。裸足で草の中を歩くこともへっちゃらになりました。

あれ? いつの間にか、小学生も遊びに参加していました。
本校では昨年度から地域の方が、ボランティアでお花を生けてくださっています。本校にいらしたお客様の目を楽しませていただいております。

本校の玄関は北向きなので、少し薄暗いのが難点。そこで、今年、スポットライトを設置しました。

これが、ライト点灯前 せっかくのお花が引き立ちません。

ライトを点灯させたのがこちら。 いかがですか?グッと立体的になったと思います。子どもたちもこの違いを楽しんでいます。
学校のすぐわきに、湯本小学校の畑があります。毎年、サツマイモやナス・ミニトマト等、子どもたちのリクエストで植える作物が変わっていきます。湯本小学校児童・湯本幼稚園児が一緒になって畑作業を行いました。これが、幼小連携の良いところです。

畑を耕してくださった業務員さんから苗を手渡され、ていねいに植え付けていきました。

途中、地域の方からいただいたトウモロコシの苗を見て、「可愛い」の連発。

「大きくなあれ」の奇妙な踊りが始まりました。

一方、小学生は黙々と作業です。手慣れたものです。

黙々と、器具を使ってマルチシートに穴を開け、

次々に、ナスやミニトマト、サツマイモの苗を植えていきます。

今年収穫した野菜は、8月末に本校を会場にして行う「ファミリーワーケーション」のプログラム「郷土食づくり」に活用してもらおうと計画しています。
紅白対抗リレーも、地域の方の参加による見ごたえたっぷりの競技となりました。

スタートを切るのは、湯本小学校の児童 ここから、湯本幼稚園や消防士さん、駐在所長さん、転勤された元職員、保護者・地域の方をつないだリレーが始まります。

教頭先生もこの日のために、毎朝の3分間走をがんばりました。

PTA会長さんの全速力の疾走に、子どもたちも会場も大喜び

そして、アンカーの湯本小学校児童二人までつながってきたバトンが、ゴールを切りました。湯本地区合同大運動会にふさわしい競技となりました。

そして、最後に、会場にお集まりいただいた皆さんとの記念写真。二岐山の麓で、たくさんの笑顔の花が咲いた運動会となりました。 また、来年、皆さんと一緒に汗を流しましょう。
湯本中学校の先輩から教えてもらい、引き継いでいる「Yumooよさこい」を演技として披露しました。今年は、湯本幼稚園の園児も参加です。そればかりではありません。今年の卒業生も、会場の皆様も一緒に踊ってくださいました。勿論、一番前で踊る小学生の見様見真似ですが、大勢で踊ることの楽しさを味わうことができました。


今年2年目のよさこい踊り、女子チームの先頭を踊り、見事な演技を披露しました。

男子チームの先頭で、キレキレの演技を披露 流石、最高学年 この演技を引き継いでいくことが今年の目標です。

親子で参加する競技は、2種目行いました。1つ目は、チャンス走の「湯本 レンタルショップ」
ま
お家の方を合流してから、カードに書かれてある2つの物を会場から借りて、みんなで手をつないでゴールします。

カードの内容は勝敗を大きく左右しますが、そこは湯本地区の合同運動会。参加している人も、見ている人も楽しくが一番!!ちなみに、写真に写っている「ふたまたぎつね」は、本校の二岐分校(かつて実在しました)の小学1年生という設定となっています。

お家の方と一緒に走れれば、大満足です。
2つ目は、赤白対抗「大玉転がし」これも、保護者や大人とのペアで参加です。

真っ過ぎに転がらない大玉に手こずりながらも、お家の方と息を合わせてゴールすることが出来ました。日常では触ることが無いであろう大玉を触るだけでも笑みがこぼれてきます。


小学生の時に、お家の方と一緒に取り組んだことは意外に覚えているものです。お家の方には、出来ることがだんだん多くなってくる子どもの姿に成長を感じていただけたのではないでしょうか。