日誌

2017年3月の記事一覧

日頃の感謝の気持ちを伝えて。

 新たな場所を訪問した際、「ファーストインスピレーション」がその場所の「様」を表していると言われます。だから、校長は、初めて来校した方々の感想を大切にしようとします。
 11月の研究公開の際にいただいた外部の皆様の声は、本校のファーストインスピレーションを表していました。本校に在職する教職員にとって最大の褒め言葉をいただけたと思っており、一層、子どもたちの学習環境を美しく保てるように心がけてきております。
 その一役を担っていただいているのが、お一人目は、用務員さんです。学校内外の環境整備(美化活動、畑作活動、校内掲示活動等)を計画的に取り組んでくださいました。
 もうお一人は、調理員さんです。今年も「湯本っ子」が元気に学校生活を送れたのは、活動エネルギーとなる愛情たっぷりの給食を、温かいものを温かいうちに提供してくださっているお陰です。11月の研究会でも、美味しいと評判だった「とん汁」を作っていただきました。
 このように、本校の学校教育活動の縁の下の力持ちとして今年も頑張っていただいたお二人に、本日のバイキング給食の時間に6年生から卒業を前に感謝の気持ちが手紙で伝えられました。さらに、5年生より、全校生の心が綴られた色紙が手渡されました。今年もありがとうございました。

 また、この日は、23日に卒業する6年生が、「先生ありがとう」の気持ちを手紙で一人一人の先生方へ、卒業文集と併せて贈ってくれました。その手紙を見ながら、バイキング給食を取り、楽しく会食をしました。
 今年、様々な活動に共に取り組んできた先生方にとってとても嬉しい会になりました。2人の6年生、ありがとうございました。

準備が出来てきました。後は・・・。

 23日の卒業証書授与式に向けて、体育館の会場準備が少しずつ出来てきました。今年は、6年生にレッドカーペットの上を歩いてもらえたらと考え、会場には、カーペットが敷かれました。歩いてみると、木のフロアとは違う「やさしさ、温かさ」を感じ取ることができます。今年の卒業生は、2名です。本当に少ない人数ですが、どの学校にも負けない「やさしく、温かい」式典になればと思います。

「お互いに」

 今日は、ワックスがけがありました。みんなで机を運び、みんなで床を水ぶきし、今年お世話になった教室に感謝の気持ちと6年生が気持よく卒業してもらえることをねらい、本気で行いました。素晴らしかったのは、全員がきれいにしようという目標のもと、真剣に、細かな所まで一生懸命に行えたことです。誰一人、さぼっている人はいません。少ない人数だからこそ、みんなの行動がしっかり見えます。本当に素晴らしい活動でした。春休み前だから、だらだら生活するのではなく、卒業前、進級前に自分を律して、がんばろうとする一人一人の態度に心から頭が下がりました。ありがとうございました。きっと君たちは、これからもっともっと輝けるでしょう。先生たちも、できることを惜しまず力一杯、支援していきます。互いにがんばりましょうね。

天栄村が広いこと、ご存じですか。

 この写真は、先週の水曜日、天栄村内をおさめた写真です。本校は、積雪のある写真。そして、積雪のない写真は、村役場や教育委員会等がある同じ村内の写真です。職員の出張は、雪の無い教育委員会へがほとんどです。車で40分~50分かかります。これらの写真を見比べても、天栄村は、広く、環境が違うことが分かっていただけるかと思います。雪があって不便なことも多くあります。しかし、それだけ、春が待ち遠しく、春の喜びや四季折々の良さを体で感じることができる地域でもあります。そのように考えると、ゆもとっ子にも、がんばってがんばって努力した冬を乗り切り、心から喜べる春、がんばってよかったと思える春を迎えてほしいと心から願います。あと少しで卒業証書授与式、みんなで最高の式にしたいと考えています。

備えあれば憂い無し!

   「自分の命を守るために、どうすればいいのか。」 そんな思いのある今日。臨時集会を開きました。
 この大震災・津波により多くの方々が犠牲になりました。その犠牲になられた方々へ哀悼の意を表して「黙とう」を全校生で捧げました。
 その後に校長より「自分の命を守るために!」と題して話をしました。
 ここに記した大震災での被害状況をテレビで見せながら、「このような災害が発生した時、どんな行動を取ることが大切か。」について考えました。
 学校の校舎内であれば、非構造部材の落下や転倒が想定されます。また、屋外であれば、、校舎の柱が崩れ、道路は亀裂が入り、下水道のマンホールが突き出し、校庭には地割れの発生が想定されます。
 このような状況が発生した場合、6年前の震災の教訓で、子どもたちに意識して欲しいことは、「上から、落ちてこない」「横から、倒れてこない」場所を見つけていち早く避難することです。そうすることが、命を守ることにつながります。この徹底を今日の日に再度意識付けました。
 また、本校の場合は、いち早く高台に逃げることが大切となります。避難訓練・防災訓練で訓練しているとおり、第1避難所は、校舎裏山の高台へ避難。第2避難所は、地区体育館・コミュニティセンターへ避難。第3避難所は、教職員の車で、下河内を通って二岐温泉へ避難です。全員が安全に避難できるように今年度も各教員の自動車へ乗り込むまでの訓練を積みました。ご家庭でも、この機会に、避難の仕方について話し合われてはいかがでしょうか。「備えあれば憂いなし」ですから。