日誌

2016年11月の記事一覧

多くの皆様に参観いただきました。感謝致します。

 本日は、お忙しい中、県内外より多くの皆様のご参観をいただき、「英語教育公開授業研究会」を13名の山間へき地校である「湯本小」にて開催できましたことに改めて感謝申し上げます。授業参観、分科会、基調講演と盛りだくさんの1日公開でありましたが、子どもたちは普段通りの気取らない姿を見せることができました。また、各HRTがALTと共に「英語」を介して、熱心に、学習に取り組む姿を見ることができました。「受け身の姿勢からは、停滞しか生まれない。」と言われますが、ひたむきに前向きに取り組んだ成果であると思います。多くの皆様よりアンケートをいただきました。結果を記しながら活動を報告します。
 それでは、本日の授業、分科会の様子をスナップでご覧下さい。

◆参加者よりのアンケート感想より
 ●子どもたちが積極的に活動していました。All Englishの授業展開で、大変素晴らしいです。英語教育は、習うより慣れろという実践がよく生きています。分科会でも若い先生の熱い思いが伝わりました。
 ●児童一人一人が意欲的に授業に参加していてとてもよかったと思います。日頃から先生方の指導の賜だと思います。等の感想をいただきました。と記されていました。

 教室に入りきれない参観者もおりました。5,6年生の外国語活動では、参観者とのやりとりも経験できました。ご協力ありがとうございました。

分科会では、忌憚のないご意見をいただきました。ありがとうございました。今回は、外国語活動、国際理解、そして、参観者に教育委員会様が多数おいででしたので、教育委員会分科会を設け、増子教育長様より取り組みの説明や、財源などの経費の面についての話し合いが持たれ、有意義な時間となりました。

午後は、英会話レッスンからのスタートです。会場から溢れる参加者に見守られながら、普段通りのレッスンをしました。今日も、楽しい一時を過ごすことができました。
◆参観者からは、次のようなアンケートが寄せられました。
 ●多くの先生方が見ていたにもかかわらず、子どもたちはオンラインの先生方と楽しそうに英語で会話していたので、すごいと思いました。本校(参加者の学校)でもオンラインを活用して子どもたちの英語力を上げたいと思います。
 ●これだけの環境を整えてあげれば、確実に成果があがると思います。それを実行できるのが羨ましい限りです。
 ●天栄村の子育ての方針は素晴らしいと思いました。ネイティブに近い発音で会話している子どもたちのニコニコしている表情から、とても効果の高い取り組みであると思いました。
 ●とても恵まれている環境だと、大変羨ましく思いました。一対一の指導で個に合わせて確実に力を育てているため、子どもたちの発音の良さにも驚きました。
 ●6年女子とか発音がよく、意欲的に取り組んでいた。自己表現力も高まっている。一方で個人差も大きいようだったので、一人一人のペースで学習が進められ、さらによいと思いました。
 ●とても恵まれた環境で羨ましいです。個に合わせてレベルにしてもよいと思いました。
 ●児童が効果的に英会話を行っており、授業とのつながりを強く感じた。実際に英語を使っている子どもたちの姿を間近で見られて感動しました。
 ●一人一人が積極的に会話し、取り組んでいる姿がとてもよかった。
 ●子どもたちの発音の良さが素晴らしかった。
 ●継続して実施していくことが大切だと思う。
 ●子どもが熱心に取り組んでいて心に残りました。
 ●それぞれが一生懸命やっていて微笑ましかったです。
 ●1対1のコミュニケーションがとれ、2人だけの世界で、発音もとても上手になっていますし、自信もつくと思いました。
  ●初めて拝見したのでとても興味深く感じました。マンツーマンの良さを感じました。
 ●日頃から、英語でコミュニケーションをとれる環境があることが素晴らしい。
                                                              以上のことが記されていました。

最後は、文部科学省教科調査官:直山木綿子先生の基調講演です。直山先生が、山間へき地校で「英語教育」について語りました。めったにないチャンスでした。体育館いっぱいの参加者の中、会場にお越しの皆さんが、今聴きたい、一番興味関心のある2020年からの英語教科化に向けた取り組み状況と共に、今後どのように対応すべきかを率直に述べられました。聴けてよかったです。

このように無事に終了しました。
本日早朝より、本研究会のために、保護者の皆様、湯本温泉組合、二岐温泉組合の皆様、湯本駐在所長様、湯本支所長様はじめ職員の皆様、天栄中学校職員の皆様、湯本中学校教職員の皆様の絶大なるご支援があり、本研究会を成功裏に閉じることができました。ありがとうございました。

◆参観された方々の「全体感想の欄」の感想を記します。
●予算的な裏付け、教育課程編成が必要だと思います。今後どう継続実践できるか大切だ と思います。頑張ってください。
●何と言葉にしてよいか分からないくらい、大変素晴らしい公開授業でした。本日勉強させていただいたことを自校に持ち帰り、生かしていきたいと思います。
●校内環境など、Excellent!(意味は、優秀であるさま、一流であるさま)
●「おもてなし豚汁」おいしかったです。
●子どもたちが英語に苦手意識を持たずに楽しんで参加していた。校内も普段から英語に 親しんでいられるようになっていて、とても素晴らしいと感じた。
●とても素直な子どもたちに、先生方一人一人が近い距離で接している雰囲気が素敵でした。
●学校が綺麗で使いやすそうです。
●きれいで落ち着いた環境だと思いました。
●研究がさらに深まることをご祈念申し揚げます。
●教育長、校長の明確なビジョンがあるから、しっかりと施策が動いている。
●遠くからの案内表示、朝早くからの駐車場係、PTAの皆様の接待等、ありがとうございました。豚汁も美味しかったです。
●豚汁おいしくいただきました。おもてなしをありがとうございました。
●美しい学校、先生、温かい地域、そして素直な子どもたち!村の弱みをICTで強みに!感動しました!ありがとうございました。
●一人一人のよさを生かす、気づかせる大切さを感じました。
●QQEnglish、各教室名の英語表記など、英語にふれる場面が多くてよい。
●校舎内外がとても整然と美しく、子どもたちがまじめ、一生懸命、素直です。
●小学校、中学校の連携は? ホームページなど、もっとアップしていただけると助かります。
●子どもたちが生き生きと授業に取り組んでおり、校舎内の美化が行き届いており、とてもよい学校だと思いました。また、豚汁まで用意していただき心も温まりました。本日は、貴重な研修の機会を与えていただき本当にありがとうございました。

29日 英語研究会のため、道路の混雑等でご迷惑をおかけ致します。

 29日(火) 10時より16時まで、英語教育に関する授業研究会が本校会場で開催されます。100名を超える多くの皆様が県内外各地から自家用車、新幹線等を利用して来校されます。
 時間帯によっては、学校前の国道118号線の混雑が予想されます。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力をお願い致します。

日展画家:山崎隆夫先生による直接指導!

  24日(木)午前中、文化庁事業の支援をいただき、「本物に触れ、感性を磨く」ために、日本芸術院会員で日展常務理事、京都市立芸術大学名誉教授であられる日本画家:山崎隆夫先生に来校いただき、「日本画にふれる in 湯本」を開催致しました。
 山崎先生は奥様と一緒に、京都からお出でになり、23日に湯本に入られ、1泊して本日の授業に臨んでくださいました。
 今回、先生には①日本画ってどのようなものなのか、②絵を描くってどう考えるのかなどについてご指導いただきました。約3時間半(途中休憩10分)授業でしたが、子どもたちも集中して取り組みました。

◇Part 1「日本画って、どのようなものなのか」
 「絵画」は、専門的には、日本画(東洋画)と油絵(西洋画)に分かれること。日本画の絵の具は、藍銅鉱(らんどうこう)・・青色、孔雀石(くじゃくせき)・・グリーン色、珊瑚(さんご)・・ピンク色、胡粉(ごふん)・・白色などのように、鉱石や貝殻、珊瑚等を鉄のすり鉢ですりつぶして粉(岩絵の具と言われる)にし、動物の骨を溶かして固めた「にかわ」を使って、岩絵の具をキャンパスとなる「和紙」に塗っていくことをお話しくださいました。 実際に、藍銅鉱や孔雀石も触れさせていただき、「重い!」と大きさの割りに重さのあることを実感させていただいたり、気づいたり、岩絵の具の粉末やにかわを目にすることができました。
 また、混色のことから日本画の特色も次のように話(※藍銅鉱、孔雀石の原石やにかわを手にする子どもたち)  してくださいました。「ピンク色を混ぜて作る時、何色を混ぜるか」それは「赤と白」でしょ。色を混ぜ合わせている時はピンク色なのに、実際に和紙に塗ると白色になってしまうのだそうです。それは、貝殻の胡粉から作る白色よりも、鉱石からつくる赤色が重いから、白色が浮いてしまってこのような現象が起きることも教えてくださいました。だから、頭の中で計算しながら色を重ねることが大切だとも教えてくださいました。
  さらに、先生がこの日のために岩絵の具で描いてきてくださった「リンゴ」「コスモス」「竹藪と雀」などの「絵」に子どもたちが指で触れ、岩絵の具が重ね塗りされていることや岩絵の具のザラザラ感などを体験させていただきました。

◇Part 2「絵を描くってどう考えればいいのか」
 子どもたちは、落ち葉や枝を見ながら、自分の思いを大切にまずは下書きをし、その後、水彩コットン紙に描きました。
 先生は、「自分にしか描けない作品を描くことが大切である。このように描いた作品が素晴らしいものになる。」「構図を考えるとき、縦長、横長、を使い、画面を埋めていくことが大切」「枝を触ったら痛いだろう。その痛さを描くんだ。」などを一人一人に丁寧に教えてくださいました。また、水彩絵の具で着色後には、先生よりできあがった作品についてコメントをいただきました。

昨日、初雪になりました。今朝は氷点下5度!

 昨日24日は昨年より2日早い初雪となりました。湯本でも朝7時に降りだし、午前中、雪になりました。しかし、道路にもたまること無くとけてくれました。
 今朝は-5度で寒い日になりました。路面凍結も多少有り心配されましたが、太陽の光が照り、温かくなり、解消されました。
 研究公開日まで、あと4日、雪が降らないように、参加者が安全に来校できるように願っているところです。
※昨日の午前10時頃の様子

5:59 揺れが強かったです。無事です。

今朝は、驚きました。本校も強い揺れに見まわれました。でも、子どもたちも、学校も問題なく、諸々の安全を確認して予定通り「大里小学校との交流授業」を実施しました。今日1日、元気に大里小学校で生活ができました。

今日の3校時は、児童会活動で「児童集会(みんなで遊ぼう会)が開かれました。縦割り班ごとに、様々な遊びを考えて楽しく交流しました。

ね~、私たちにもやらせて!

今朝こんな微笑ましい光景がありました。5,6年生が「ね~、私たちにもやらせて!」一昨日から取り組んでいた3年生は、「いいよ!」、5,6年生「どうやって回すの?」3年生「こうするんだよ!」5,6年生「へ~。なかなか回らないね。大変だね。・・・」会話が続きました。

Good morning・How are you?

「Good morning。How are you?」
「I'm fine.・・・。」
こんな会話を交わしました。
その後は、「わ~、氷張ってる。冷たい・・・」子どもらしい歓声が響きました。今朝の気温は、-3度です。校庭の水たまりに張った氷は、今シーズン2回目ですが、厚みがありました。

そばの実を石うすで挽きました。(3,4年生)

 10月19日に他の野菜とともに収穫した「そば」から、叩いて「実」をおとし、自然乾燥させ、今日、天栄村に「地域おこし協力隊員」として来てくださっている星崎さんを講師に迎え、3,4年8名が、湯本地区智恵子邸に保管されている「石うす」を借用して「そばの実」を挽きました。
 子どもたちにとっても先生方にとっても初めての体験で、ウキウキワクワクでした。始めに説明を受け、石うすの上部の穴にそばの実を少しずつ入れながら石うすを回していくと、石と石のすき間から「ソバ粉」が少しずつ削り出されてきて下にたまりました。これらの変化の様子を見ながら子どもたちは大きな歓声をあげていました。
 ここで挽いたそば粉は、12月に年越しそばとしてみんなで食する予定です。
 5月に畑に植えたそばの実が成長し、10月に収穫し、そばの実を乾燥させて、石うすで挽いて、最後に食する一連の流れは、子どもたちに食の大切さを教えています。